江戸時代より日本に3つの「目の温泉」として知られる温泉です。昭和初期までは、「貝掛の目薬」も生産され、一般に販売されていました。 やや、ぬるめのお湯(37℃)なので長温浴も可能です。(加熱42℃もあります)また、圧浴、浮力浴でリハビリ効果もあります。
野趣あふれる岩造りの男女別露天風呂は、清流や木々の緑に囲まれ、まるで大自然に抱かれているような風情があります。
夜ともなると提灯が明るく灯り、いっそう温泉情緒を深めています。
晴れた日の夜は、空一面の星に包まれます。
昔の露天風呂はそのままに、男女別に熱い露天風呂があります。
泉質
ナトリウム・カルシウム 塩化物温泉 弱アルカリ性低張性温泉 無色透明・まろやか
効能
浮力、水圧、温泉質効果
白内障、眼底出血、ドライアイ、眼精疲労、火傷、切り傷、神経痛、腰痛、冷え性、五十肩、病後回復
温泉は体の機能を正常な状態に戻そうとします。温泉には、失調状態にある体の機能を、なんとか正常な状態に戻そうとする働きがあります。これを温泉の正常化作用といいます。
温泉に入ると、温度や水圧はもちろん、鉄分など各種の無機塩類の含有成分が体を刺激します。この刺激により、調子の悪い体の機能は混乱し、あわてて元に戻ろうとするそうです。ただ、この時、体はついさっきまでの状態に戻ろうとするのではなく、本来の平衡状態や機能のあるべき正常な姿に戻ろうとするそうです。つまり、温泉が体の自然治癒力を喚起するわけです。
また、ぬるめの温泉は、体温に近いほど刺激が少なく、エネルギーも消耗しません。ぬるめの湯にじっくりつかり、温泉の成分を体一杯で吸いこみ、リラックスして入浴することで副交感神経が優位になり、精神的にもくつろげます。42℃以上の温泉は、交感神経が緊張して、一時的に血圧が上昇してしまします。目安は20〜30分「ぬる湯の長湯」です。